前回の和訳synfig-チュートリアルーはじめてみようその2に引き続き Synfig チュートリアルを参考に(おおいに簡約し)Synfig の説明を続けてゆきます。
google_ad_client = “pub-9752043470362559”; /* 336x280, 作成済み 08/07/21( */ google_ad_slot = “5621791976”; google_ad_width = 336; google_ad_height = 280; //–> リンキング(Linking) さあ、リンキングをはじめてみましょう!二つのサークルが「同じサイズであってほしい…」と思うことは誰でもあるものです。 まず二つのサークルを選択し、サークル内の端にあるドックスを選択しましょう。その後、もう一つのドックスも「Ctrl+クリック」で選択しましょう。
サークル内半径ドックスの選択[クリックするとこのウィンドウで拡大]
ドックスを選択した後、どちらかのドックス上で右クリックで表示されるメニューの「Link」を選択して下さい。これでパラメータが関連付け(リンキング)ら れました。
ドックスのリンキング[クリックするとこのウィンドウで拡大]
この状態でサークルの一つの半径(「radius」)を変更するともう一方のサークルの半径も同じように変更されます。
リンキングによる半円の拡大[クリックするとこのウィンドウで拡大]
補足
この方法で「outline」は「regions」とリンキングされています。また、このリンキング機能は今後さらに改良されるでしょう。
「サークルの一つに色を着けてみたい」場合はツールボックスの下にあるカラーセレクタを使います。このフォアグランド・バックグラウンドカラーウィジェットは 安定していて簡単に利用することが可能です。
カラーセレクタ[クリックするとこのウィンドウで拡大]
ただ、カラーをそのままクリックしたいとも感じるでしょう。その場合はパレットエディターペインを使います。このペイン上でお好みのカラーをクリックしてみて ください。すぐにフォアグランドカラーに反映されるはずです。
パレットエディタペインの利用[クリックするとこのウィンドウで拡大]
ちなみにこれらのカラーの指定を行ってもまだ、サークルのカラーは変わっていません。
色の変更[クリックするとこのウィンドウで拡大]
サークルのカラーを変えるには次の二つの方法があります。まず、一つ目はカラーを変更したいサークルレイヤを選択し、パラムズダイアログのカラーパラメータを 修正することです。
パラムズダイアログからの変更(その 1)
[クリックするとこのウィンドウで拡大]
パラムズダイアログからの変更(その 2)
[クリックするとこのウィンドウで拡大]
もう一つの方法はフィルツール(「Fill Tool」)を使うことです。既にツールボックス上でカラーを指定している場合、このフィルツールをクリ ックし、サークルをクリックすることでそのカラーが変わります(ただ、反映には 1秒程時間がかかってしまいます)。
フィルツールを使った変更(その 1)
[クリックするとこのウィンドウで拡大]
フィルツールを使った変更(その 2)
[クリックするとこのウィンドウで拡大]
今後 もちろんこれで Synfig の機能を全て見てきたわけではありません。本格的なアニメーションとなるとさらに Synfig の機能を熟知する必要も出てくるでしょう。
それらの話題も含め今後取り扱ってゆきます。
最後に リンキングの概念は私自身非常に興味深く、色々な可能性を感じてしまいます。ここまでの知識だけでも十分 Synfig を楽しむことはできるはずです。一度簡単なアニメーションを作成してみてはいかがでしょうか。 なお、チュートリアルとしては今回で終了です。今後はもっと深い話題について説明してゆきます。
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前回の「【和訳】Synfig チュートリアルーはじめてみよう(その1)」に引き続き Synfig チュートリアルを参考に(おおいに簡約し)Synfig の説明を続けてゆきます。
google_ad_client = “pub-9752043470362559”; /* 336x280, 作成済み 08/07/21( */ google_ad_slot = “5621791976”; google_ad_width = 336; google_ad_height = 280; //–> 最初のステップ さあ、つくってみましょう。まず、新しい Synfig を開始してみましょう。やり方は「[【和訳】Synfig チュートリアルーはじめてみよう(その1)](h ttp://make.makeall.net/2008/04/27/23)」で説明した以下の部分から確認することが可能です。
ユーザがツールボックス内の “new composition” ボタンをクリックした時、新しい Synfig が開始され、キャンバスウィンドウが表示されます。このウィンドウはルートキャンバスと呼びます。
新しいキャンバスウィンドウ[クリックするとこのウィンドウで拡大]
また、作業の前に Windows ユーザの場合は(2008/04/30 時点では)「2つ以上 CPU のある Windows で Synfig を使う」を確認し、CPU 数を 1つに制限しておくも忘れないようにして下さい。 次にツールボックス上のサークルツールを探してみましょう。他のツールについても言えますが、どれか分から ない場合はツールボックス上をマウスで移動し、何も押さずに停止してみて下さい。ツールチップが表示されるはずです。
サークルツール[クリックするとこのウィンドウで拡大]
ユーザはサークルツールをクリックした時、ツールオプションパネルが変換したことに気づくでしょう。でもここではそのことについてはまだ触れません。
BLineツール選択時のツールオプション[クリックするとこのウィンドウで拡大]
サークルツール選択時のツールオプション[クリックするとこのウィンドウで拡大]
ノート
ノートパソコン等の場合サークルツールを使って異常なサイズのサークルを作ろうとした時に失敗する可能性があります。このことはSynfig がタッチパッドを発見し、デバイスを不適切な状態で有効にしてしまう問題として知られています。この問題を修正する為に「File」→「Input devices」をクリックし、利用しているタッチパッドデバイスに対して「Disable」(無効)を選択して下さい。この変更を行えば、ユーザはマウ スやタッチパッドを問題なく利用することが可能です。
サークルツールが選択されている状態でユーザはキャンバスウィンドウ内のワークエリアにサークルを作ることが可能です。この作業はユーザの期待通りに動きます 。
サークル作成開始[クリックするとこのウィンドウで拡大]
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今回は 無料で動画をつくってみようsynfig-編でご紹介した Synfig のインストール方法について説明してゆきます。この記事は長くなってしまいましたが、作業自体はほとんど「次へ」をクリックしてゆくだけですので 8分程で完了します。
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全体の流れ ここで説明しているインストールは Synfig のダウンロードから Synfig の起動までを念頭においています。手順はこの通りの順番で進めていって下さい。
Synfig のダウンロード まず Synfig のダウンロードです。Synfig のダウンロード先にアクセスしましょう。
Synfig ダウンロード URL http://synfig.org/Download Synfig ダウンロード URL にアクセスしたらページ中部までスクロールし、以下の4つのパッケージを右クリックからダウンロード(保存)します。
gtk
gtkmm
synfig
synfigstudio
Synfig のダウンロード(その1)[クリックするとこのウィンドウで拡大]
Synfig のダウンロード(その2)[クリックするとこのウィンドウで拡大]
synfig のインストール では synfig からインストールを始めます。
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by stateya in
Linux, Mac OS, Pencil, Windows, はじめて, 動画をつくってみよう, 画像をつくってみよう, 読みきり
Linux, Mac OS, Pencil, Windows
非常に面白いアニメーション動画作成ツールである「pencil(ペンシル)」をご紹介します。
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pencil って何? pencil は最近流行の「ベクター系ツール」とは異なり、「ドロー系ツール」となります。 pencil は Corel Painter 等を利用していた方等 には馴染み深いかもしれません。使いやすいインタフェースで画像を作成していゆき、「キーフレーム」を追加してゆくことで簡単にアニメーションを作成することのできる ツールになります。 また、対応している動画の出力フォーマットが jpg、Flash(swf)、mpegであり、様々な動画形式を扱うことが可能です。
ノート
mpeg 形式は 2008/04/30(version v0.4.4b)時点において Windows では未対応です。ただ、連続して出力された jpg ファイルを VirualDubMod 等で読み込ませることで mpeg 形式を作成することが可能です。
pencil ってどんなもの?(スクリーンショット) 文章だけで説明してもイメージがつきにくいでしょうからスクリーンショットを並べます。 まず、pencil のメインと言える画面のイメージです。Inkscape で作成した画像を読み込んでみました。
pencil 起動直後のメインウィンドウ[クリックするとこのウィンドウで拡大]
pencil は他の動画作成ソフトウェアと同様キーフレームを追加してゆくことで動作の定義を行います。このキーフレームはオブジェクトをレイヤとして追加でき、音 源や動画のレイヤを複数重ねて動画を作成することが可能です。
pencil のキーフレーム機能[クリックするとこのウィンドウで拡大]
pencil では豊富ではありませんが、いくつかペイントツールが用意されています。ここでは「Sketch(スケッチ)」、「Draw(ドロー)」、「Colou ring(カラーリング)」ツールについて紹介します。
pencil のスケッチツール[クリックするとこのウィンドウで拡大]
pencil のドローツール[クリックするとこのウィンドウで拡大]
pencil のカラーリングツール[クリックするとこのウィンドウで拡大]
動画作成はイメージのシーケンス(png、jpg)、Flash(swf)、mpeg 形式での出力が可能で、速度の指定は FPS で行います。
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Synfig Studio って何?このチュートリアルではユーザに最初のステップを提供します(Synfig の簡単な情報については「無料で動画をつくってみよう(Synfig 編)」を参照して下さい。)。
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ご紹介 Synfig(シンフィグ)は「キャンバス」や「レイヤーズ」といった機能を持つグラフィック系プログラムに分類されます。ただ、次に示す 2つの大きな点において他のグラフィック系プログラムとは大きく異なります
1. 「プリミティブ」と呼ばれる個別レイヤ機能 例:シングルリージョン(single region)、リージョンアウトライン(outline of region )、インポート JPEG(import JPEG) この機能はユーザに非常に多くの柔軟さと制御を提供します。またそれら多数のレイヤは階層構造で管理することが可能です。
2. 柔軟なレイヤ機能 レイヤはその配下のイメージの情報を含むだけでなく修正を歪曲させもします。Synfig のレイヤは Adobe Photoshop や GIMP に代表されるようなフィルタ機能のように動作することを意味します。例えば次のようなレイヤを持ちます。
ブラーレイヤ(ぼやけたレイヤ) ラディアルブラーレイヤ(放射状レイヤ) スフィアライズレイヤ(球体状レイヤ) カラーコレクトレイヤ(色調補正レイヤ) ベベルレイヤ(傾斜状レイヤ) Synfig のレイヤ機能[クリックするとこのウィンドウで拡大]
それぞれのレイヤは振舞いを決定するパラメータの集合となります。ユーザがキャンバスウィンドウやレイヤーズダイアログでレイヤをクリックした時、パラメータ ダイアログの中でそのパラメータを確認することができます。
パラメータの集合を意味するレイヤ[クリックするとこのウィンドウで拡大]
Synfig Studio では自動復旧機能が用意されています。Synfig が保存前にクラッシュした時、5分以内に Synfig を再度起動すれば自動で保存されていない変更の復旧を行うか否か尋ねられます。ただし、履歴の復旧は現状は行われません。その機能は将来実装される予定です。
Synfig の復旧機能[クリックするとこのウィンドウで拡大]
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日本ではまだあまり馴染みがないのですが非常に強力なベクター動画の作成ソフトである「Synfig(シンフィグ)」をご紹介します。
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Synfig って何? Synfig は公式ホームページからの引用を拝借すると「”キャンバス”や”レイヤーズ”といった機能を持つグラフィック系プログラム」(詳細は「【和訳】Synfig チュートリアルーはじめてみよう(その1)」を参照)となります。 Synfig では勝手に間のシーンを作成してくれたり、ベクター形式のドローツールで画像を作成できたり多くのレイヤが用意されていたりと数え切れないほ ど機能が存在し、筆者も主に動画作成で利用しています。 フリーでここまで高機能なツールはなかなか存在せず、まだ開発途中なのが残念(2008/04/26現在)ですが動画を作成している方には必見です。
Synfig ってどんなもの?(スクリーンショット) 文章だけで説明してもイメージがつきにくいでしょうからスクリーンショットを並べます。 まず、Synfig のメインと言える画面のイメージです。ほとんどの作業はこの画面から行います。
Synfig 起動直後のメインウィンドウ[クリックするとこのウィンドウで拡大]
Synfig ではキーフレームでオブジェクト単位に動作を細かく指定することが可能です。
Synfig のアニメーション機能[クリックするとこのウィンドウで拡大]
もちろん、作成した動画のプレビューにも対応。
Synfig のプレビュー画面[クリックするとこのウィンドウで拡大]
出力形式は多岐に渡り、画像形式でも出力できますので他のアプリケーションに読み込ませて動画を作成したり、Flash 形式にすることも可能です。
Synfig が出力可能な形式[クリックするとこのウィンドウで拡大]
Synfig がつくった動画達 かなしい男の子達のお話。 男が狼男になるまで。 もちろん、Synfig の公式 HP ではこの他にもギャラリーとして沢山の作品がアップされています。
その他のデータ ソフトウェアとしてみた場合の Synfig の詳細を記載しておきます。
動作環境 Windows(Core2Duo 環境は「2つ以上 CPU のある Windows で Synfig を使う」を参照)、Linux、Mac。
ライセンス オープンソース・フリー
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マルチCPU + Windows 環境で Synfig を利用する際に事前に行うことを説明します。
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CPU 数を制限する では画面単位に CPU 数の制限方法について説明してゆきます。 まずは Synfig を通常通り起動します。筆者の環境では「“C:Program Filessynfigbinsynfigstudio.exe”」を実行することで起動します。
Synfig 起動直後の画面[クリックするとこのウィンドウで拡大]
次に「Windows タスクマネージャ」を起動します。タスクマネージャは Windows 下部にあるバーを右クリックし、「タスクマネージャ(K)」をクリックすることで起動します。
タスクマネージャの起動[クリックするとこのウィンドウで拡大]
すると「WIndows タスクマネージャ」が起動しますので「synfigstudio.exe」を右クリックし、「関係の設定(A)」をクリックします。
synfigstudio の関係の設定[クリックするとこのウィンドウで拡大]
使用する CPU を 1つに残して残りのチェックを全てはずします。その後、OK をクリックして終了です。
使用する CPU の指定[クリックするとこのウィンドウで拡大]
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